カッパ矯正

歯並びの治療では、歯とあごの大きさの不調和を改善するために、上下の第一 小臼歯を二本ずつ、計四本を抜歯。治療は二年間で終了しました。 前歯がかみ合わずにひらいてしまう開校合の治療で注意すべきは、ともすると治療後、あと戻りしてしまうリスクがあることです。そのため、この女性は、あと戻りの原因となる舌を前に出す癖や、口呼吸など

の口腔周囲筋の機能を改善して、矯正治療後の新たなかみ合わせに適応できるように、矯正治療後に筋機能のリハビリ(筋機能訓練)もあわせて行いました。幸いなことに、治療後数年たっても、あと一戻りはありません。 こういった大人の矯正で歯を抜かない。あるいはインプラントで治すとうたった矯正をするクリニックがあります。このような小さいあごに、歯が入りきらずに乱ぐい歯になっているケースに対して、抜歯せず、歯を並べようとす

ると、必ずといっていいほど、歯は並んでも、前や外側に歯がカッパのように出てしまう。カッパ矯正 になってしまいます。正しいかみ合わせにもなりませんし、外見の美しさも得られません。

それぞれの専門医

矯正治療を希望して歯科矯正しか行わないクリニックを受診し、虫歯や歯周病が見つ
かった場合は、矯正の専門医は信頼できる一般歯科を紹介してくれます。自分のクリニ
ックで治療することはありません。また、インプラントを必要とする場合には、インプラント治療に精通したクリニックを紹介されます。さらに矯正治療が終了したら、メンテナンスは一般歯科で行うという流れです。
一般歯科の医師も同様で、自分のクリニックに矯正を希望する患者さんがいたら、矯
正歯科を専門とするクリニックに紹介します。このように、矯正歯科、一般歯科、口腔外科などがそれぞれの専門性を発揮し、よりよい医療を行うために、連携をとって診療しているクリニックは信頼できると思います。
こういった連携歯科医療を行うためには、ふだんからクリニックのワクを超えて、各専門の歯科医師同士が話し合い、チームとして共通した設計図をもって治療に臨むことが必要となります。