入れ歯が及ぼす悪影響

歯を抜けたままにしておくと、残った歯にも悪い影響があるというのは何となくイメージができると思います。しかし、合わない入れ歯を使っているのも残りの歯に悪影響を及ぼすというのです。

入れ歯の状態が悪くて思うように噛むことができないと、無意識のうちに健康な歯が悪い入れ歯をかばってしまうことがあります。この場合、健康な歯に対して不必要に力がかかることになるので、歯を傷めてしまうことも考えられるでしょう。また、歯を痛めるだけでなく、無理なかみ方を続けていると、かみ合わせが悪くなるおそれもあります。

かむためときに動く筋肉が不自然になると、筋肉が緊張して血管や神経を圧迫し、歯周病やむし歯の原因になってしまうこともあるかもしれません。ほかにも、血行障害や神経の圧迫、ホルモンバランスの乱れなど、口の中だけではなく身体全体に何らかの問題が発生する場合もあるといわれています。

以上のように、悪い入れ歯を放置しておくのは、歯を抜けたままにしておくのと同じぐらいよくないことだといえるでしょう。ささいなことでも、入れ歯に違和感があるようでしたらなるべく早めに歯科医に相談することが大切だと思います。

最初に作った入れ歯が自分にぴったり合うということはそれほど多くはなく、むしろそういったケースの方が珍しいといえるでしょう。何度も作り直すことができるという点も、入れ歯のメリットだと思います。ブリッジやインプラントの場合は、作り直しによって歯や身体を傷める危険性が入れ歯より高いといわれています。